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中小企業の各成長段階に対応した切り口

FBAAフェロー 中村健一郎

粗利益額に着目すると、共通認識が生まれてくる

社長を譲ったものの、 心配の種が尽きない創業者と後継者との トラブル相談をしばしばいただきます。

「 ちょっと道が違う」「スピードが速すぎる」「能力が低いのでは?」

「 やってられない」「 邪魔をしているのか?」

「 私には緑色に見える」「僕には黄色に見える」

それぞれの色眼鏡を持ってしか 物事を見ることしか出来ないのが人間ですから、 互いに見えているものを報告し合うことで、 よりマシな道を歩むことができます。

対話が必要になるわけです。

各企業それぞれのライフステージに応じた 力点の置き方についての認識を、 オーナー・親族・経営幹部の三者が共有することが、 安心経営の要諦です。

その共通認識を得るための 共通基準となるものさしとして 有効性が高いのが、粗利益額基準です。

●売上から材料費と外注費を差し引いたものが粗利益額です。

●ともかく暮らせることが最優先の粗利益2千万円前後の頃、

●家業として一応安定できる粗利益4千万円前後の頃、

●がむしゃらさで伸びる粗利益7千万円前後の頃、

●周りの人の力を引き出すことで伸びる粗利益1億円前後の頃、

●粗利益1億円を超えそれぞれの経営スタイルを確立しゆく頃、

●色々な形での軟着陸・事業承継を考える頃、

粗利益額基準で自社を観ると、 今は何をなすべきかについての共通認識が 自ずと生まれてきます。

Author Profile

http://www.pdca-pro.net

税理士(1986年日本税理士会連合会名簿登録 第58105号 南九州税理士会宮崎支部所属) 株式会社オフィスワーク宮崎・代表取締役、有限会社財務経営サービス・代表取締役 行政書士(日本行政書士連合会名簿登録 第98457114号)、経営革新等支援業務認定機関(九財金1第4−10号 20130117九州第1号) 九州大学法学部法律学科卒業 専門分野:地場中小企業オーナーの個人・法人を通じての財務面での最適のバランス経営支援業を掲げて経営計画指導30年の実績の上で、事業承継と企業運営支援を人的ソフト面からのフォローを目指して、現在、一般社団法人日本ファミリービジネスアドバイザー協会(FBAA)・ファミリービジネスアドバイザー資格認定証保持者(フェロー)として活動している。
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